※写真は、権大使。朝鮮日報サイトから転載
“問題発言”駐日大使が帰国希望? 韓国メディア憶測
韓国の権哲賢駐日大使が先月下旬、「個人的な事情」のため一時帰国していた
ことが明らかになり、韓国メディアなどで、与党ハンナラ党の国会議員出身の
権大使が国内政界への復帰を希望しているとの観測が出ている。
1日付の有力紙、朝鮮日報は「特別の理由なく帰国するのは異例」とし、大統
領府関係者と会ったと指摘。今年7月の新学習指導要領解説書への竹島(韓国
名・独島)記述問題で外交官生活に懐疑心を抱き、最近は周辺に「ソウルで仕
事をする機会が与えられるなら、やぶさかではない」と漏らしていると伝えた。
権大使は7月、竹島問題での日本政府の対応に抗議して一時帰国した際「信頼
関係が崩れた」「日本には帰りたくない」などと発言。ハンナラ党内の会議で、
日本には「島国が持つ特異な傾向がある」と述べ、物議を醸した。(共同)
(産経新聞 2008/12/01)
【社説】駐日大使は軽い気持ちで務められる地位ではない
権哲賢(クォン・チョルヒョン)駐日韓国大使が最近周囲に対し、「ソウルで
仕事する機会が与えられれば断る理由はない」「ここは自分がいるべき場所で
はない」などと口にしている事実が報じられた。権大使は先週、「個人的な事
情」のために一時帰国し、大統領府や外交通商部の関係者に会ったという。与
党の内外からは、国会議員に3回当選したことのある権大使は次の閣僚人事で
長官の地位を臨んでいるとか、あるいは2010年5月に行われる釜山市長選挙に
出馬する問題について調整しているとの話も聞かれる。
権大使は今年4月の総選挙でハンナラ党の公認を受けることができず、結果的
に出馬できなかった人物だ。その権大使が長官の地位や政治活動の再開を臨ん
でいるとかいう話は、あくまで本人の問題のため、周りがどうこう言えること
ではない。問題はそのような考えを外部に漏らすような人物が、大使としての
職務に集中できるのかという点だ。
米国発の経済危機が世界に影響を及ぼしている今の時期、韓日関係は以前にも
増して重要な問題となっている。日本の外貨準備高は10月現在で9959億ドル
(約93兆円)を記録し、中国に続いて世界第2位だ。今年7月に日本の歴史教
科書歪曲(わいきょく)問題が起こった時に韓国政府が問題を早期に収拾させ
たことや、日本との通貨スワップ協定を締結するために力を注いでいるのも、
すべてが日本の経済力に注目しているからだ。つまり今は日本の政界や財界の
人物に会うのに1分1秒も無駄にしている時ではないのだ。そのような役割を先
頭に立って果たすべき駐日大使が、「自分はここにいるべき人間ではない」な
どと言って回るとすれば、日本側はどのように考えるだろうか。
権大使は今年7月に一時帰国した際にも、公開の席で「(教科書問題の原因の
一つは)日本の島国根性だ」などと、およそ外交官とは思えないような発言を
行い、問題となった。このようなことが重なったことで、権大使に対する日本
側の態度も目に見えて冷たくなっているという。権大使が駐日大使としての仕
事に集中できない状況にあるのなら、代わりの人物を送るのを遅らせるべきで
はない。
(朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2008/12/02)
少し、物事が自分の思う通りにならないと感情的になる経営者って
いますよね。大体何不自由なく育って社長になった二代目経営者に
多いのですが、この権大使もそういうタイプの方である様です。
だれもが知っているこのタイプの人物の特徴は辛抱が出来ない事です。
元々、李明博大統領の側近の一人で、政治家なのですが、前回の総
選挙でハンナラ党の公認を得る事ができず、とは言え、李大統領実
現に力を尽くしていた事から、論功行賞として、日本大使に政治任
命された人物です。米国の駐日大使でも、マンスフィールド駐日大
使の様に、長年上院議員を務めた人物が議員から大使に転出し成功
した例もありますから、あながち政治任命が悪いとは思いませんが、
権大使の場合は、大いにハズレであった様です。
別の朝鮮日報の記事では、今年7月の中学校社会科の学習指導要領
解説書に竹島領有権が盛り込まれた際、権大使は精一杯の努力をし
たがそれが報われなかったので、日本と外交官生活が嫌になったと
かかれていました。しかし、そもそも領土問題は両国の主張が対立
しているのであり、それを簡単に取り下げさせる事ができると考え
る事自体が常識では考え難い話です。元々無理筋の話と認識してい
れば、努力が報われなくとも諦めもつく話ですが、権大使が本当に
失望したとすれば筑波大への留学経験もある知日派という割には、
日本の事を全く知らず、また赴任国の政府の立場も理解できないと
いう外交官不適格者としかいえなくなります。
そういえば、あの時に、日本に対する当て付けで帰国(召還にあら
ず)した際に反日問題発言を連発し、日本サイドからの顰蹙をかっ
ていましたが、韓国サイドでも必ずしも良い発言とは思われていな
かった様です。この点は、多少不思議にも思いますが流石に駐日大
使が侮日発言ばかりしているのは大使としては問題ありと李明博も
考えたのでしょうか。
今回の帰国に関しても、朝鮮日報が社説に取り上げてしまったので
すから、かわいそうですが、権大使の政治家としての生命は事実上
終わったのではないかと思います。また、日本の外務省も権大使の
本国での立場が弱くなっている事を知ったのですから、権大使に儀
礼以上の対応を取る事もなさそうです。権大使が具体的な成果をあ
げる機会はますます少なくなったと考えるべきでしょう。
でも、この人は、反省という言葉には縁がなさそうですから、多分
日本を逆恨みしてるんでしょうね。今後、盧武鉉の様な反日ストー
カーにならないか心配です。
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