2010年3月26日金曜日

小沢幹事長になったつもりで政治の現状をボヤいてみると

<3月24日>(水)

○鳩が豆鉄砲くらったみたいになって、必死こいて電話してきたから承諾した
けど、オレはウブカタなんて雑魚は知らねーっつーの。そんなヤツ、クビにし
ようが、復帰してもらおうが、どっちでも構わんよ。読売新聞の出身なんだっ
て?じゃあ、あれじゃねえか。ナベツネ野郎の差し金なんじゃねえのか。どの
道、天下のご政道に影響はねえんだよ。オレの評判が下がったって、別に構わ
んよ。今さらどうしようもねえんだし。

○それより洒落にならねえのはアメリカとの関係だよな。こないだやって来た
カート・キャンベルのヤツ、血相変えて「日米合意の履行以外は受け入れられ
ない」とか言ってたけど、そりゃ鳩の野郎があんな風にしちゃったんだもの、
オレには責任ねえわな。昨日、官邸で学級会よろしく、「○○君はどこがいい
と思いますか?」「ハーイ、ヘノコの陸上がいいと思いまーす」「オオムラワ
ンもいいと思いまーす」とかやってたらしいけど、そりゃ意味ねえって。いく
つ案を出しても、答えは一緒だっつーの。

○問題なのは、4月の安保サミットなんだな。まさか鳩が出ないわけにはいか
ないし。ここはひとつ、ワシントンに乗り込んでいって、「わが国は唯一の被
爆国として・・・」ちゅーいつものお題目を唱えなきゃいけねえわけだ。でも、
行けばオバマも困るだろうな。会えば「おい鳩、宿題はどうしたんだ。もうす
ぐ5月だぞ」なんて、イヤミのひとつも言うだろうし。でも、こっちは答えが
ないわけだ。トラストミー、も2度目は使えないし。いっそ、国会を理由に欠
席した方がいいんでねえの。

○ところが妙な巡り会わせで、4月はわが国が国連安保理の議長国なんだわな。
ということは、イランの核開発に対する制裁を決めなきゃいかんのだが、アメ
リカさんとしてはウチに仁義を切らなきゃいけないわけで、鳩もツイてないよ
うでツイてる男だわな。5月の安保理議長はレバノンなんだって。アルファベ
ット順だと、Jの次はLなのか。そりゃ4月中になんとかしなきゃいかんわな。
ホントのところ。

○まあ、ウチはイランがどうなろうが知ったこっちゃないから、細かいことは
どうだっていいんだよ。で、5月になって、いよいよ日米関係が座礁寸前のと
ころで、オレが出て行くしかないわけだ。ワシントンなんて久しぶりだけど、
要は嫌われ役を買って出る人間がいるっつーことよ。

○でもって、沖縄の皆さんゴメンナサイ、やっぱりアレしかないんです。社民
党の皆さん、お気に召さないなら出てってください。国民新党さんはどうされ
ますか? とまあ、オレが頭を下げる。それでうるさい奴らはいなくなる。
これでアメリカに恩を売れる。中国はもとより怖くない。検察もおとなしくな
ったし、結構毛だらけじゃねえか。

○ただし選挙は負けだな。そりゃま勝てりゃあそれに越したことはねえけど、
普通は負けるわな。鳩はそこで引責か。みこしは軽くてパーがいい、とは我な
がらよく言ったもんだわ。幸いなことに、コーメイちゃんが連立したがってい
るから、議席が減ったところでどうってこたあねえ。ねじれたところで、衆議
院で三百議席があるんだから、再可決の連発でも文句は言わせねえ。要は2013
年夏までは電車道ってことよ。

○さて、次のパーは誰にしようかな。いっそ女性っつーのも、意表を突いてて
面白いかもしれんな。ま、そんときになってから考えるとしようか・・・・。

(溜池通信 2010/03/24)


http://tameike.net/

いつもながら唸らされるのが、かんべえ先生のコラムです。今回は
名前こそ出ていませんが、かんべい先生が小沢幹事長になったつも
りで政治の現状をボヤき、今後の見通しを述べています。
何故、新聞でこういった政治状況についてのバックグラウンド解説
が出てこないのが不思議に思う位、要点が良くまとまっていると思
います。

普天間問題は、鳩山首相がもうクチャクチャにしていますので、何
ともしようが無く、5月に纏まる訳もないのですが、それでも4月
中は米国としても、安保理議長国である日本に、イラン問題で協力
を得る必要があるので、安保サミットで、米国が日本に対して、そ
れ程強く出る事はないというのが良く分かります。(ちなみに安保
理議長国は、一ヶ月毎の持ち回りになっています。) 鳩山首相は、
外交で数少ないポイントを上げる事が出来るかも知れません。

ただ、普天間問題5月解決の約束については、鳩山政権による解決
はほぼ不可能視されています。米国にとっては、緊張の度を加える
米中関係を反映して、日米同盟をより強固にしたい処ですし、従来
案による海兵隊の配置変更を速やかに実施したい処と思われます。
しかし、鳩山首相や民主党の認識は大きく異なります。5月は4月
からとは一変して日米関係が危機を迎える可能性が高くなります。
同時に、連立内閣を構成する社民党や国民新党とは連立解消の動き
が出てきます。特に、社民党は、沖縄が党の拠り所になっているの
で、鳩山政権が県内移設案を提案すれば、連立から抜けざるを得な
くなる可能性が高いものと思われます。

日米関係の緊張と社民党の連立離脱が重なれば、鳩山政権が動揺す
るのは間違いありません。小沢氏が公明カードを切るのは、参議院
選挙での民主党の敗北後という事になるのでしょうか?鳩山首相は
参議院選挙の敗北の責任を取って退陣、新たに公明党を加えた民主
党を中心とした新連立政権が発足する事になります。


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2010年3月25日木曜日

沖縄国際大学 佐藤学教授へ。沖縄は是非、独立して下さい。

【外信コラム】ポトマック通信 ビンのフタ論

日米安保に関する「ビンのフタ論」を久しぶりで聞いた。日米同盟の効用の一
つは日本が自主防衛に走り、軍国主義の道を歩むのを在日米軍の存在や米国の
日本防衛誓約で抑えることだという論である。危険な日本をビンの中に入れ、
米国がそのフタをするというのだ。かつて沖縄の米軍海兵隊司令官がそんな発
言をして、すぐ更迭された。

今回は日本側発の「ビンのフタ論」だった。ワシントンでこのほど開かれた「
アジア地域の安全保障と日米同盟での沖縄」というセミナーでの沖縄国際大学
の佐藤学教授の発言だった。

東西センターや北海道大学、笹川平和財団の三者共催の同セミナーの沖縄と日
米同盟についてのセッションでは佐藤教授が報告者として普天間飛行場はそも
そも不要だと述べ、米軍の駐留理由に関連しても中国の軍拡や北朝鮮の核も特
に日本への脅威ではないと明言した。

つい私が「では日米安保や日米同盟にそもそも反対なのでしょうか」と問うと、
佐藤教授は「いや賛成です。なぜなら私は日本の国民を信用しないからです」
と答えたのだった。日米安保がなければ、日本の政府や国民は自主的な防衛政
策を求め、危険な道を進みかねないから、日米同盟で米国がそれを抑えておく
ことが好ましい、というのである。実にすっきりした「ビンのフタ論」だった。
沖縄の学者の日本国民観というのはこれほどなのかと、普天間問題の難しさを
改めて思わされた。

(産経新聞 2010/03/25)


佐藤先生、海外へまで出かけていって、日本国民に対する不信を公
言するのであれば、沖縄で独立運動を展開して頂けないでしょうか。
私は、一日本人として、沖縄文化は、日本文化とは似て非なるもの
という思いを深くしております。ウッドロー・ウィルソンの一民族
一国家の理想にも共感しております。従って、沖縄が是非独立した
いと言うのであれば、熱烈に賛成させて頂きます。

「日本国民を信用しない」という論拠がこの記事だけでは判然とし
ませんが、さぞ、深い歴史認識と日本人に対する洞察をお持ちなの
だろうと思います。そうであれば、沖縄を除く日本に住む日本国民
と、一つの国を形成するのは、沖縄人としてさぞ、気持ちの悪い事
でしょうし、また、沖縄の地域開発に沖縄県民の納税額をはるかに
上回る「日本」国民の税金が投入されているのも、同様にさぞ気分
の悪い事と拝察いたします。

沖縄独立を標榜している政党や個人が沖縄に過去なかった訳ではあ
りません。ここは一つ、景気良くブワッと沖縄独立運動を立ち上げ
て頂き、さっさと独立を果たして頂けないでしょうか。
宗主国であり、佐藤先生のスポンサーであるかも知れない中国様も、
その日が一日も早く来る事をお望みの事と思います。


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