2009年1月30日金曜日

いつものラブ・コールだが、NLLでの衝突再発はあるかも


※写真は韓国の新型コムクスドリ級ミサイル艇「ユ・ヨンハ」Powercorea.comより転載

北朝鮮「南北合意は無効」と宣言 海上軍事境界線も破棄

【ソウル=山口真典】北朝鮮の対韓国担当機関、祖国平和統一委員会は30日、
韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権の対北朝鮮政策を非難し「南北間の政治
・軍事的対決状態の解消に関するすべての合意事項を無効化する」と宣言する
声明を発表した。1992年に発効した南北基本合意書で規定した黄海(朝鮮半島
西側)の海上軍事境界線に関する条項も破棄すると表明した。

朝鮮中央放送の報道をラヂオプレスが伝えた。北朝鮮は黄海上で南北を分ける
北方限界線(NLL)を「米国が一方的に引いたもの」として独自の境界線を
主張してきたが、今回の声明では「完全に破棄する」と強調。南北銃撃戦など
軍事衝突の懸念が高まりそうだ。南北合意の無効化により、対話・交流だけで
なく開城(ケソン)工業団地など経済協力も一段と冷え込む可能性がある。
声明は南北関係を「もはや収拾する方法も希望もなくなり、戦争の瀬戸際まで
きた」と指摘。「我が方だけ過去の北南合意に拘束される必要がないのは自明
だ」と力説した。

(日本経済新聞 2009/01/29)

こういうのを米国では北朝鮮のストリップ外交と言っています。
見せるぞ、見せるぞという割に、実際には見せる事はないという事
だそうで、聞いた時には、正しくその通りと感心してしまいました。
北朝鮮が現行一致の国であれば、東京もソウルも今までに何度も火
の海になっていておかしくないのですが、幸いな事に朱子学でなら
した朝鮮民族の国である割には、現行不一致が国是になっている事
は、今や日本では気の利いた中学生でも知っている事実になってし
まいました。

今回は、過去の南北合意事項は全て無効というのですが、金剛山観
光事業がストップしている中、開城工業団地が実際に閉鎖されるか
どうかが注目されます。開城工業団地は、進出した韓国企業が支払
う賃金の四分の三が北朝鮮当局によってピンハネされるという酷い
搾取が行われています。それだけに、北朝鮮にとっては、数少ない
合法的なハードカレンシー入手ルートであり、その閉鎖は、自分に
も不利益となって帰ってくる事になります。その貴重な現金入手ル
ートを本当に潰すかどうかで、北朝鮮の覚悟の程を知る事ができる
と言えます。

開城工業団地について、一言説明を加えるなら、材料、技術、工作
機械、資金を韓国から工業団地に持ち込み、北朝鮮の極めて安価な
労働力を使って加工し、製品にした上で、韓国内で販売したり輸出
したりしようというものです。北朝鮮には労賃が支払われ、そのご
く一部が労働者に還元され、多くは朝鮮労働党の懐に入ります。
この工業団地の建設は、韓国でも民主党政権の目玉プロジェクトと
して推進されましたので、進出企業からは、民主党や民主労働党へ
もキックバックが政治献金として流れていると思われます。
その点では、北朝鮮から韓国の民主党や民主労働党に脅しが入った
と言えなくもありません。

さて、今回の声明で、注目したいのは、わざわざ、海上軍事境界線
に関する条項も破棄すると表明している点です。この北方限界線
(NLL)は米軍が朝鮮戦争終結時に設定したもので、制海権を確
保していた事もあって、韓国側に有利な設定になっています。この
NLL付近が好漁場になっていたり、北朝鮮からの工作員の侵入ル
ートになっている事もあり、過去何度も南北の哨戒艇同士の衝突が
発生しています。1999年には北朝鮮の、また、2002年には、韓国の
哨戒艇が撃沈されています。

韓国は、この種の哨戒艇を80隻以上保有していますが、新しい艇
でも、既に建造から20年以上が経過しています。不思議な事に、こ
の処、海軍艦艇の増強が著しい中で、対北朝鮮戦力の先兵とも言う
べき、高速哨戒艇の拡充、更新は、実は遅々として進んでいないの
です。写真の新世代のミサイル艇は、昨年末に一番艇が就役しまし
たが、二番艇以降は来年以降ゆっくりとしたペースで就役する予定
です。

今年は、いわば、韓国の哨戒艇整備の端境期とも言える時期に当た
ります。北朝鮮にしてみれば、韓国が隔絶した実力を持つ新型ミサ
イル艇を投入する前に、比較的エスカレーションがしにくい哨戒艇
で南北が直接戦火を交わす事で、世界の耳目を集めようとする可能
性が高いのではないかと考える次第です。


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2009年1月29日木曜日

供述調書漏洩事件 似非ジャーナリストは情報提供者を守らない



※検察側証人草薙厚子 朝日新聞サイトから転載

「いまも後悔していない」崎浜被告 調書漏洩事件

奈良県田原本町の医師(50)宅放火殺人の供述調書漏洩(ろうえい)事件で、
秘密漏示罪に問われた精神科医、崎浜盛三被告(51)の第6回公判は27日
午後も、奈良地裁(石川恭司裁判長)で続けられた。被告人質問が行われ、崎
浜被告は「医師の長男が殺人者でないことを世間に知ってほしい、という信念
については今も後悔していない」と供述。供述調書を外部に見せた行為の正当
性をあらためて主張した。

「僕はパパを殺すことに決めた」(講談社)の著者でフリージャーナリストの
草薙厚子さん(44)に長男(18)の調書などを見せた理由を、崎浜被告は
「長男に殺意がなかったことを世間に広めたかった。しかし、そのことを理解
するには、長男の広汎性発達障害を知ることが必要。草薙さんはこの障害に取
り組んでいるジャーナリストだった」と説明。

一方で「僕パパ」については、「本を出すことは直前まで知らなかった」「表
紙に(長男が取り調べの際に書き、被告宅で草薙さんらが無断で撮影した)犯
行計画書がそのまま使われていて言葉を失った」「内容も私の意図に全く反し
ていた」と述べ、意に反する出版だったことを強調した。

そのうえで草薙さんについて、「調書を撮影するのはコピーするのと同じ。コ
ピーしないという約束を破ったのと、『僕パパ』がこういった形で出版された
ことの両方で、結果的にだまされた」と述べた。

(産経新聞 2009/01/27)

ジャーナリストの全部が全部こんな人間ばかりではないと信じたい
と思いますが、日頃の報道内容を見ると、こういう似非ジャーナリ
ストが多いのも日本のジャーナリズムの特徴ではないかという感じ
がします。

一言で言えば、自分の商売の為ならば、ジャーナリストとしての良
心や倫理観、人権に対する意識など、かけらもないと言う事です。

奈良県で発生した、医師宅放火殺人の調書漏洩事件の裁判で判った
のは、警察が作成した調書を情報提供者である鑑定医の意図と、情
報提供時の約束(①調書のコピーを作らない②調書を直接引用しな
い③公開時の事前チェック)を、この草薙厚子という似非ジャーナ
リストが一方的に破った事で、情報提供者が逮捕される事になった
という事です。

裁判で検察側証人として出廷した草薙氏は、この約束(自分で録音
したICレコーダーの記録で明らかになっているもの)について、言
を左右し、責任のがれをするのみという酷い態度に終始するのです。

この事件が、如何に酷いものであったかについては、
講談社の社内調査委員会の報告
でも明らかになっていますが、
その調査委員会報告に対する草薙氏の反論
裁判での陳述<----必見!
等を見ると、
似非ジャーナリスト達が如何に倫理感に欠ける恥知らずな存在であ
るかこれほど良く判る例はない様に思われます。

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2009年1月28日水曜日

原発廃止から原子炉更新、新設へ道を開け!

原発の出力向上ルール作り 新設厳しい中で供給改善へ

経済産業省は27日、既存の原子力発電所の出力を高める改良工事を促すため、
安全確保に必要なルールづくりに着手した。今後のエネルギーの主軸は原子力
になるとみられているが、原発新設は立地地域の住民の理解を得るのが難しい
うえ、既存の原発も事故や不祥事で検査が長引いて稼働率が60%程度と低い
のが現状。既存原発の出力向上でエネルギー供給の安定化を図るとともに、火
力発電への依存を少なくして二酸化炭素(CO2)排出量削減を目指す。

この日開いた資源エネルギー調査会の小委員会で、ルール作りを検討する原子
力熱出力ワーキンググループの設置を決めた。電力会社が原発の出力向上工事
を行う場合、安全性や保守・運転管理にどのような影響があるかを検討し、今
年半ばに報告書をまとめる。経産省の原子力安全・保安院は、報告書に基づい
て電力会社の出力向上計画を審査することになる。

ワーキンググループでは具体例に沿った検討が必要だとの判断から、出力を5
%向上させる計画を打ち出している日本原子力発電の東海第二発電所(茨城県
東海村、出力 110万キロワット)を取り上げる。

また1970年代以降、米国で91基、欧州で37基が出力向上工事を行って
いることから、こうした事例も参考にする。

出力向上の具体策としては、原子炉で熱した水蒸気で回すタービンの改良など
が想定されている。

東海第二発電所は、2011年のにも出力向上工事を行う計画で、新しいルー
ルに基づき初めて工事を行うケースとなる。このほかにも出力向上の余地があ
る十数基でも工事が行われるとみられている。

(産経新聞 2009/01/28)

原油がピークのバレル140ドルをつけた頃、暖房用に電気ストーブ
やエアコンを使ったら灯油ストーブより安かったという経験をされ
た方が多いのではないでしょうか。
電気で暖房する事は、灯油ストーブで暖房するのに対して、数段の
加工が加わっていますから、値段が高くて当然なのです。
それが、同じか安い値段で提供されているのは、総発電量の20%以
上を占める原子力が、燃料代が原油価格に概ねスライドして値上が
りした石油、石炭、天然ガス火力に比べ、安値で安定しているから
に他なりません。

元々、原子力発電、水力発電、風力/太陽光発電は、火力発電に比
べライフサイクルコストに占める施設関係の費用が大きく、燃料費
の割合が小さいのが特徴となっています。今回は、原油価格が瞬く
間に下落したが、BRICs各国の発展が停止でもしない限り、原油価
格がこのまま安値安定すると考えるのは、お気楽に過ぎるだろうと
思われます。予想される将来の需要増加に対するには、原子力発電
による発電量をより高める必要があります。

ドイツは数年前に原子力発電所を全廃する方針を示しましたが、こ
れは、ロシアからの天然ガス輸入の見込みがたった事と、隣国のフ
ランスが原子力発電大国で、ここからの電力供給が見込まれた事に
よります。しかしながら、ドイツは原油価格の乱高下や、ロシアか
らの天然ガス供給の不安定さ等の理由から、原子力発電所再開に政
策を転換しつつあります。他のヨーロッパ諸国でも同様です。
米国でも、スリーマイルアイランド事故以来停止していた原子力発
電建設が再開されつつあります。

上の記事は、原子力発電所の新規建設が難しい中で、新しい技術を
適用する事で、発電効率を向上しようという試みについて書かれて
いますが、老朽化しつつある原子炉も多い中、原子炉の更新を積極
的に行う事で、安全度がより高い新型原子炉に更新し、安全性、効
率性を向上させると共に、発電量全体に占める原子力発電の割合を
更に高める事が、エネルギー供給の安定化策として必要なのではな
いかと考える次第です。


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2009年1月27日火曜日

海賊対策 現実無視の民主党に政権を任せられるのか?



※写真はReutersサイトからの転載

民主「海賊対策」視界不良 他の野党に配慮、方針打ち出せず

アフリカ・ソマリア沖の海賊対策として海上自衛隊の護衛艦を派遣する政府方
針への民主党のスタンスが定まらない。党内の意見集約ができていないことに
加え、政権交代時の連立相手と想定している社民党、国民新党が自衛艦派遣に
強く反対しているためだ。安全保障論議は、かねてから民主党のアキレス腱
(けん)と呼ばれてきたが、海賊対策で、また一つその危うさが露呈した形だ。
(原川貴郎)
自民、公明両党が自衛隊法の海上警備行動による自衛艦のソマリア沖派遣を正
式了承したことを受け、麻生太郎首相は近く、浜田靖一防衛相に派遣準備を指
示する。防衛相は月内に海自に準備指示を出し、3月には護衛艦が派遣される
見通しとなっている。
これに対し、野党では共産党に加え、社民、国民新の両党が「一義的には海上
保安庁で対応すべきだ」などと反発している。
23日には両党の幹事長が、民主党の鳩山由紀夫幹事長に「反対」で共同歩調
をとるよう求めた。鳩山氏は野党共闘を重視し、「できる限り一致していける
ように努力していきたい」と応じた。
だが、鳩山氏の言葉をそのまま実現するのは容易ではない。民主党は保守系か
らリベラル派まで幅広い意見を抱えており、公式見解をまとめようとしても意
見調整が難しいからだ。

皮肉なことに、自衛艦派遣問題の発火点となったのは、民主党議員の国会での
質問だった。
昨年10月17日の衆院テロ防止特別委員会で民主党の長島昭久氏は、「海上
保安庁の巡視艇がソマリア沖の海賊対策に当たるのは困難」との趣旨の答弁を
政府から引き出したうえで、「自衛隊艦艇のエスコート(護衛)は海賊対策に
かなり効果がある」と提案したのだ。
首相は「こういったご提案をいただけるのは、ものすごくいいことだ」と両手
を挙げて歓迎した。
ところが民主党内ではその後、海賊対策論議は遅々として進まず、政府・与党
の対応を遠くから眺めているだけの状況だ。
長島氏のアイデアも党内議論にはならず、鳩山氏は23日の記者会見で「なぜ
海上保安庁じゃだめなのか、なぜ自衛隊なのかというところが、判然としてい
ない」と長島質問を否定するかのような姿勢もみせた。
党内の幹部の一部は、海賊問題に関心すらない。
昨年中のソマリア沖の海賊事件は100件を超え、23人の乗組員が乗った日
本郵船の大型原油タンカー「高山」が小型不審船から発砲を受け被弾した事件
も含め日本関係船舶関連では3件の海賊事件があった。
ところが、民主党の平田健二参院幹事長は20日の記者会見でこんな驚くべき
発言をしてみせた。「海賊というのは漫画で見たことはあるが、イメージがわ
かない。ソマリア沖で、日本の船舶が海賊から襲撃を受けて被害を受けたとい
うことがあったのか」
同党の安全保障政策の不安な一面を、浮き彫りにしているといえそうだ。

(産経新聞 2009/01/25)

これはかなり酷い話であると思います。私のブログでも、ソマリア
沖の海賊対策については、何度かエントリーを書いていますし、昨
年来、日本船主の便宜置籍船も、三件攻撃を受けている事は、報道
されている通りです。国連も沿岸国のソマリアが無政府状態にある
事から、海賊の処罰する主体を沿岸国から、近隣国と警護部隊の派
遣国に拡大した上、海賊の根拠地であるソマリア沿岸部への実力行
使を許容するなどの海賊対策の特別決議を行い、各国に海賊対策へ
の参加を呼びかけている状況にあります。これにともなってEUをは
じめ中韓も艦艇を派遣し、また、派遣する予定です。

この様な状況を民主党が知らない訳がありません。平田健二参院幹
事長の発言は、民主党として対策を出さない事を正当化する為に現
実を無視しているものであり、国際的な常識を欠く対応であるとし
か言えません。この様な、自国商船団も被害を受けている国際的な
問題を無視して党利党略に走る民主党に果たして政権が担当できる
のか甚だ疑問を感じざるを得ないのです。

今回の海賊対策については、憲法第九条も、集団安全保障も全く関
係がありません。民主党は、自衛隊の海外派兵については、国連で
の決議を絶対条件にあげている程の国連中心主義ですが、何故か、
この海賊対策については国連決議には完全に目を瞑っている様子で
す。つまり、自衛隊は信用できないから海外派兵するのが嫌で嫌で
堪らないという、まるで子供の様な論理を振り回しているという訳
です。

民主党は、政権を担当できる責任ある野党を目標に発足した筈です
が、いつのまにか旧社会党の左巻き指向に染まってしまっていると
しか思えない行動を取る様になってしまっています。

この自衛隊嫌い、現実無視姿勢は、以前にも別の政党で見た事があ
ります。社会党が主導する村山内閣が阪神淡路大震災の時に、自衛
隊への災害出動指示を長時間放置した事で、被害者数を大幅に増加
させてしまった事を思い浮かばせるのです。この社会党の不作為の
原因になったのがまともな理由のない自衛隊嫌いであった事が思い
出されるのです。この件で、国民の信頼を完全に失った社会党は、
いまや泡沫政党でしかありませんが、社会党の反自衛隊指向を受け
継いだ、民主党が、同じ道を歩む事のないよう祈らずにはいられま
せん。


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2009年1月26日月曜日

H2A F-15 素晴らしく鮮明な衛星切り離し画像



※写真は、上は毎日.jpより転載
 写真下は、Starwarsからの抜粋画像

H2Aロケット:「いぶき」が切り離し時に小型衛星を撮影

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日、23日に打ち上げられた温室効
果ガス観測技術衛星「いぶき」が、H2Aロケット15号機から切り離される
際に撮影した画像を公開した。地球を背景に、ロケットの衛星搭載部が鮮明に
とらえられており、分離を待つ「まいど1号」など相乗りの小型衛星7基も写
っている。

画像は打ち上げから約16分後の23日午後1時10分ごろ、高度約670キ
ロで撮影された。ロケットは第1段の燃料タンクなどが切り離され、短い2段
目だけになっている。この後、7基の衛星は順次、分離された。

一方、いぶきは24日、打ち上げ初期の姿勢制御などを終えた。今後3カ月か
けて搭載機器の機能を確認した後、二酸化炭素やメタンの濃度分布の観測準備
に入る。【西川拓】

(毎日新聞 2009/01/25)
}}}

毎日.jpが掲載した写真はJAXAの発表の写真に小型衛星の説明をつ
けたもので、JAXA発表の写真そのものは更に高解像度となってい
ます。

今まで衛星分離の写真は、ロケット側から写したものばかりで、
画像としての魅力は今ひとつといった感がありましたが、今回は、
衛星側からの魅力的なアングルの写真で、且つ充分な解像度を持っ
ている事で、まるでSF映画のひとコマの様な写真に仕上がってい
ます。

下の写真はStar warsで出て来た脱出ポッドです。似たような感じ
に見えますが、実際には、上の写真は、第二段ロケットの上端部な
ので直径は4mもあります。脱出ポッドの直径はわかりませんが、
直径が人が立てる程度で、外殻の厚さを考えると2.5mから、3m
と考えるのが妥当と思います。そうなるとH2Aの方が一回り大き
いという事になります。

ISASやJAXAは、従来、NASAやESAに比べ、一般への魅力的な写真の
提供といった広報活動に余り力を入れてこなかったきらいがありま
す。ISASの的川教授がその任につかれて大分変わったとも思います
し、科学衛星では収集する情報内容自体が魅力的な写真にならない
ケースも多いと思います。それでも活動内容の紹介や写真の発表に
ついては、一般の理解を得る、より大きな努力が必要が必要ではな
いかと思います。今後、こういった魅力的な写真を積極的に公開す
る事で、宇宙に対する世論の後押しを得るのがJAXAにとっても望ま
しいと考える次第です。


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