毎日新聞は2~4日、第22回参院選(11日の投開票)について全国特別世
論調査を実施し、取材情報を加味して中盤情勢を探った。民主党は選挙区と比
例代表を合わせて菅直人首相が目標ラインとする改選54議席は維持できそう
だが、連立与党で過半数の56議席に届くかは微妙。改選数1の選挙区(1人
区)を中心に自民党など野党と激しく競り合う。みんなの党が改選議席ゼロか
ら10議席台に乗せ「改選第3党」に躍進する勢い。投票先を決めていないと
答えた人や無回答が3割近くに達し、終盤の選挙戦で情勢が変わる可能性がある。
(毎日新聞 2010/07/04)
この処、各報道機関の世論調査で、参議院選挙で与党の過半数確保
が難しいという報道がされていますが、本当にそうなのでしょうか?
私は選挙中盤での、基本的に民主党を支持する報道機関による与党
不利という選挙報道は、投票行動への影響を考慮した民主党への投
票誘導戦略ではないかという気がしてなりません。
(産経が民主不利を報道しているのは、自民党へのエールのつもり
なのでしょうか?)
つまり、ここで、民主有利を打ってしまうと、民主シンパ層や無党
派層は、民主党に対する批判の意味で小政党へ投票する行動に出た
り、民主党政権に反対する自民支持層に必ず自民党に投票行う様に
逆バネをかけてしまうという恐れがあるという事です。
その反対に、民主党不利という報道をすれば、民主シンパ層や無党
派層は、民主党に若干の不満を持っていても、民主党に投票するで
しょうし、自民党支持層は逆に小政党に投票する様になります。ま
た、民主党の活動家に対しては、選挙対策に最後の鞭を打つように
促せるので、民主党にとって不利になる事はないという訳です。
実際、上記の記事の続きにある政党支持率では、民主党33%に対し、
自民党15%でダブルスコアになっています。支持率がダブルスコア
なのに選挙で敗北する訳がありません。
しかも参議院選挙は、比例区が概ね、政党支持率を反映する比例代
表制に近い制度になっているのに対し、地方区は、二人区こそ、民
主と自民で分け合ったにしても、一人区は、小選挙区制と同じで、
第一党が圧倒的に有利な制度になっています。
勿論、選挙区毎にミクロな事情はあるでしょうが、全体的な政党支
持率が影響を与えない訳はなく、例えば、政党支持率が伯仲してい
れば選挙区の個別事情が、当落に決定的な影響を与えても、支持率
がダブルスコアであれば、余程、強烈な個別事情でもなければ、統
計的に捉える方が全体の傾向が見えやすいと言えます。
つまり、結論としては、民主党は政党支持率以上に議席を獲得でき
る事になります。今回の調査では支持政党なしは27%になっていま
すが、これと無回答を外した支持政党がある層の中での民主党の割
合は、45%です。これに上記の選挙制度上の有利さを加味すると、
民主党は、60議席以上の獲得が期待できます。非改選議席62議
席と合わせ民主党の単独過半数獲得はまず、間違いないと思われる
のです。
個人的には、是非、野党に風が吹いて欲しい処ですし、この観測が
間違っている方が日本の為には望ましいとも思うのですが、これ以
上に民主党側が自ら支持を落とす様なオウンゴールを更に続ける事
も考えにくいので、残念ながら民主党政権が、今後も、「独裁的」
な「反日ばら撒き政策」を続けるのではないかと考える次第です。
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