2009年12月10日木曜日

民主党大訪中団にせまる中国最大の諜報工作「長城計画」

過去最大の訪中団

「一度にこれだけの国会議員が外国を訪問するのは聞いたことがない。中国に
限らず過去最多だろう」

外務省関係者が異口同音に語る一大イベントが10日、北京で幕を開ける。民
主党と中国共産党の定期交流事業と、小沢が自民党時代から手掛けてきた草の
根交流「長城計画」の合同プログラムだ。

今年は民主党国会議員143人が参加する。各議員が募った後援会関係者や秘
書を含めれば626人が厳冬の北京に赴く。

先の衆院選で初当選した約140人の小沢チルドレンのうち約80人も参加す
るが、内実は「ただの物見遊山」(党関係者)。党内からも「米国を軽視して
中国に傾斜しすぎているのではないか」(若手議員)といった声が出るほどだ。
民主党政権が米国から聞こえる声を突き放し、中国からの声ばかりに耳を傾け
ようとしている姿。だが、そこに明確な理念や政策は見えず、漠然としたアジ
ア重視があるだけだ。

新・民主党解剖 第2部覇者の憂鬱(3)日米同盟より中国重視より抜粋

(産経新聞 2009/12/10)


民主党小沢幹事長の権力を誇示する600人以上という訪中団の規
模以外は、中身は、あまり注目されない日中交流プログラム「長城
計画」ですが、中国共産党が何故、積極的にこのプログラムを推進
しているのでしょうか。

記事にも書かれている様に、小沢幹事長と胡錦濤主席の会談を除け
ば、内実は「ただの物見遊山」とされています。
勿論、中国側要人と参加者が親しく交流する機会もあるでしょうし、
躍進する中国経済のダイナミズムをプログラム参加者に実感させる
という本当の交流目的もあるでしょう。

しかし、そんな形而上学的な親善交流を中国共産党が目指している
と本気で信じているは、国際関係にウブな日本人だけかも知れません。

私は、民主党いや、日本の次代を担う、エリート層を大量に中国に
連れてくる事それ自体が中国側の目的だと解釈しています。つまり、
理由はどうであれ、中国に滞在させる事が目的なのです。

中国に一度でも行かれた方は、良くご存知と思いますが、外出先か
らホテルの部屋に戻るとすぐに電話が鳴り、マッサージ等を理由と
したお誘いが女性からかかってきます。通常の旅行者の場合は、本
当のマッサージもありますが、大抵はただの売春婦です。しかし、
ここで重要なのは、中国の場合、ホテルの部屋には、カメラがまず
確実に仕掛けられており。電話も盗聴されていると言う事です。通
常のビジネス客や旅行者であれば、盗撮、盗聴されていた所で問題
にもなりませんが、「長城計画」で連れていかれたエリート層にと
っては、将来、大きな問題に発展する可能性が出てきます。

つまり、そうした機会に相方になった相手が、ある日突然、日本に
赴任してきたり、あるいは、中国の関係者から証拠をたてに協力を
強制されたりという事が発生する訳です。これが諜報工作で言うハ
ニートラップです。

中国のこの種のハニートラップ工作については、事前に諜報工作に
ついて教育を受けている職業外交官ですら、簡単に落とし込まれる
程高度なものです。その為、元々その種の免疫のない、政治家の卵
が落ち込むのは、寧ろ、当然と考えられます。実際、小沢幹事長自
身の周辺にも、中国の工作員がいる事が噂されていますし、故橋本
首相の秘書兼愛人が中国共産党の工作員であった事も有名です。

また、要人ではありませんが、上海総領事館の電信担当者がこの工
作のターゲットになり、外交暗号の漏洩を強制されたケースや、海
上自衛隊の隊員が、内部情報の漏洩を強制されたケースも明らかに
なっています。(いずれも当事者は自殺)

つまり、この一見無害な日中交流プログラム「長城計画」は、日本
の将来の指導者層を大量に中国製のハニーポットに落とし込む罠で
ある可能性が極めて高いと思われるのです。そして、これにより、
中国は金額に換算できない程、貴重な諜報工作ルートを大量かつ継
続的に確保できるという訳です。

民主党の小沢幹事長が、意図的にその計画に加担しているとは思い
ませんが、結果として訪中団員を、その様な危険に晒し、間接的に
かも知れませんが、売国的行為に加担している事にどの様な所感を
持っているのか是非、聞いてみたいものだと思わるのです。


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