わずかの迎撃の動きにも報復打撃、北朝鮮が発表
【ソウル2日聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は2日、「重大報道」
を発表し、北朝鮮の長距離ロケット発射に対する韓米日の対応措置に関し
「わが革命武力は高度の戦闘準備態勢を整えており、敵対勢力がわれわれの平
和的な衛星に対するいささかの『迎撃』の動きでも見せようならば、直ちに正
義の報復打撃を加える」と述べた。
特に日本政府の対応方針を集中非難した。「日本が分別を失い平和的衛星に対
する迎撃行為を敢行するならば、わが人民軍隊は容赦なく、すでに展開されて
いる(日本の)迎撃手段だけでなく重要対象にも断固とした報復の大目玉を食
らわす」と警告した。
続いて米国に対し、被害を負うまいとするならば展開した武力を直ちに撤収さ
せるべきだと促した。韓国に対しては、「米日にへつらい、民族の誇りである
わが衛星の打ち上げを邪魔するまねをすべきでない」と主張した。
参謀部は、宇宙空間を平和的な目的に利用することは誰も干渉することのでき
ない主権国家の合法的な権利で、平和的な衛星打ち上げは国と民族の繁栄と人
類の進歩に向けた正義の事業だと、これまでの主張を繰り返した。
(YONHAP NEWS 2009/4/02)
日本の迎撃は「再侵略」、北朝鮮が軍事対応警告
【ソウル31日聯合ニュース】北朝鮮・朝鮮中央通信は31日、日本が「光明星2号」
を迎撃すれば、これを「再侵略」とみなし「最も威力のある軍事的手段で対応
する」と伝えた。論評を通じ、「日本が冒険的な迎撃に出る場合、われわれの
軍隊はそれを戦犯国日本が第二次世界大戦後約60年ぶりに鳴らす再侵略戦争の
砲声とみなす」と主張した。その上で、「最も威力のある軍事的手段であらゆ
る迎撃手段とその牙城を無慈悲に粉砕してしまうだろう」と警告した。
また、日本が北朝鮮のロケット発射に強硬な姿勢を見せるのは、6カ国協議を
乱し朝鮮半島の非核化を遅らせることで、核武装の野望を合理化することにあ
ると主張した。
(YONHAP NEWS 2009/4/01)
強力な軍事報復を警告=「日本の牙城を無慈悲に粉砕」-北朝鮮
【ソウル31日時事】朝鮮中央通信は31日の論評で、北朝鮮が「人工衛星」と称
して発射の準備を進めている長距離弾道ミサイルを日本が迎撃した場合、北朝
鮮は「再侵略戦争の砲声」とみなし、「最も強力な軍事的手段によってすべて
の迎撃手段とその牙城を無慈悲に粉砕する」と警告した。韓国の聯合ニュース
が伝えた。
論評は、日本が北朝鮮の衛星打ち上げをミサイル開発とみていることについて、
「相互尊重」をうたった2005年9月の6カ国協議共同声明を認めない立場を宣言
し、「6カ国協議のテーブルをひっくり返す行為だ」とけん制した。
(時事通信 2009/3/31)
韓国PSI参加なら「断固対応」、祖国平和統一委
【ソウル31日聯合ニュース】北朝鮮の対韓国公式窓口、祖国平和統一委員会は
30日、韓国政府が北朝鮮のロケット発射問題を理由に大量破壊兵器の拡散防止
構想(PSI)に参加するならば、それは北朝鮮に対する「宣戦布告」だとし、
「われわれは即時に断固とした対応措置を取ることになると厳粛に宣布する」
と発表した。同日の報道官談話を朝鮮中央通信が伝えた。
談話は、北朝鮮はすでにPSIを「朝鮮半島に戦争の火の雲を呼び込む導火線」
と見ており、決して受け入れられないとの立場を明かしてきていると指摘。韓
国政府がPSI全面参加を検討することは、「われわれの尊厳と自主的権利に対
する乱暴な挑戦」であり「破局に至った北南(南北)関係を完全に壊し、全民
族を核戦争の惨禍に追い込もうという許し難い犯罪行為だ」と非難した。
これに先立ち、外交通商部の文太暎(ムン・テヨン)報道官は23日の定例会見
で、北朝鮮がミサイルを発射すれば朝鮮半島状況に変化があると述べ、これま
では朝鮮半島状況を考慮し、趣旨と目的に共感しつつも一部参加にとどまって
いたPSIについて、全面参加を検討中だと明らかにしている。
(YONHAP NEWS 2009/4/01)
寝言は寝て言え第四弾です。この処、北朝鮮による、香ばしい発言
が続いています。北朝鮮のこの手の恫喝発言は、北朝鮮の「悲鳴」
と考えれば良いのですから、「お願いだから迎撃しないでね。」と
言っていると解釈すれば良いと私は考えています。今回は間を置か
ずに恫喝発言が続いていますが、これは正しく「三詭九叩」の礼を
行っていると捉えるべきです。流石に「東方君子の国」ですね。
金正日が、這い蹲って日本に頭を下げていると考えると、とても痛
快ではないでしょうか。
私は、そう解釈しているのですが、一部では、北朝鮮の恫喝を真に
受けて、もし、日本が「テポドン」を迎撃すると北朝鮮が大量に配
備している「ノドン」で攻撃してくるのではないかと心配されてい
る方がいます。
元々、日本は、燃え尽きて切り離された、ロケットの各段や、弾頭
本体が、日本の領土、領海に落ちる場合のみ、「迎撃」をすると言
っているのですから、撃ち落されたくなければ、打ち上げに成功す
れば良いという事になります。
それに加えて、北朝鮮が「ノドン」で報復した処で、核弾頭を発射
できなければ、大した損害を与える事は出来ないのです。
一部の報道では、北朝鮮が弾頭の小型化に成功したというものもあ
りますが、常識的に考えて、核実験を行う事もなしに、弾頭小型化
が出来る訳もないのです。
また、「ノドン」自体も、射程距離こそ伸びていますが、弾頭搭載
量は1~1.2トンで、弾道ミサイルの元祖であるV-2号と大差があり
ません。
ちなみに、第二次大戦中、ドイツはロンドンに向け1,308基のV-2号
を発射しましたが、その成果は、死者2,754名、負傷者6,523名でし
かありませんでした。ノドンの配備数は150~200基と言われていま
すので、その全てが日本に発射されれば、十分の一程度の損害、即
ち、死者300名、負傷者700名程度の損害が予想されます。大きな数
字ですが、阪神淡路大震災の被害などとは比べ物にならない数字で
しかありません。日本は十分耐える事が出来ます。
その上、もし、日本を攻撃すれば、北朝鮮は米国による攻撃を覚悟
する必要があります。
ご存知の通り、米国は日本との間に安全保障条約を結んでいるので、
日本が攻撃に晒された場合、米国は反撃する義務があります。
(核報復するか、通常兵器によって攻撃するかは北からの攻撃内容
で決まります。)
もし、そうしなければ、米国が世界の各国と結んでいる相互防衛条
約はただの紙切れになってしまい紛争終了後、米国を信頼する国は
なくなります。
良く言われる、中国が、あるいはロシアが、日本を核攻撃した時に、
米国が自国の都市に対する攻撃を甘受しても条約を本当に履行する
のかという疑問は、実は北朝鮮に対しては当てはまりません。北朝
鮮の核ミサイルが多数、米国に到達する可能性は、今の処低いから
です。米国の諸都市は、未だ、北朝鮮の人質になっているとは言え
ないのです。
であれば、米国は、それ程のリスクを犯さなくても、条約上の義務
を履行し、北朝鮮という「ならず者国家」問題を完全に解決する事
が出来ます。その様に考えれば、現時点では、米国はまず確実に条
約上の義務を履行する事が期待でき、北朝鮮は崩壊する事になります。
しかも、その事を、北朝鮮が知っているという事が重要です。金正
日は、ルーマニアのチャウシェスク体制が崩壊した時のビデオを全
労働党幹部に見せたといいます。彼らにとって、体制崩壊は死であ
る事を徹底した訳です。であれば、日本に対し結果的に体制の死を
招く攻撃を行う事などとても出来ないと言う事になります。
北朝鮮の恫喝が「張子の虎」でしかない事が明らかになったと思い
ます。「ノドン」も怖くはありません。
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