※上は、天皇に挨拶をするオバマ米大統領。下は、天皇と握手をする習近平。
読売新聞サイトより転載「忙しい中、深く感謝」=天皇陛下と会見-習近平中国副主席・皇居
天皇陛下は15日午前、皇居・宮殿「竹の間」で、来日中の中国の習近平国家副
主席と会見された。習副主席は「お忙しい中、わざわざ会見の機会をつくって
いただき、深く感謝します」と述べた。
陛下が中国の政府要人と会うのは、2008年5月に国賓として来日した胡錦濤主
席以来。会見は午前11時から約25分間行われた。宮内庁によると、会見で天皇
陛下は「今回の訪日によって両国間の理解と友好関係が一層増進されることを
希望しています。胡錦濤主席はお元気でしょうか」と述べた。習副主席は「元
気です。現在ちょうど中央アジアを訪問しているところです」と答えた。
中国で大きな被害を出した四川大地震について、陛下が「大変だったと思いま
す」と述べ、その後の状況を尋ねたのに対し、習副主席は「復興は順調に進ん
でいます。日本の政府と人々の支援に感謝します」と話したという。
習副主席は予定より10分ほど早く、午前10時35分ごろ宮殿に到着。玄関では肥
塚隆式部副長と笑顔で握手し宮殿に入った。
国家元首の場合は陛下が出迎えるのが通例。今回は河村武和式部官長が迎える
予定だったが、到着が早まり準備が間に合わなかったという。
会見は、日中関係を重視する首相官邸側が宮内庁に要請し実現した。陛下と外
国要人との会見については、1カ月前までに申請するとした「1カ月ルール」に
反していたため、同庁の羽毛田信吾長官が「天皇の政治利用」に対する懸念を
表明。小沢一郎民主党幹事長が同長官を厳しく批判する異例の事態となった。
(時事通信 2009/12/15)
習近平もそうですが、何故か中国人は日本にくると傲慢にふるまう
のがお好きな様です。江沢民もそうでしたが、中国の軍事力が多少
日本を上回ったりすると、すぐにこういう態度を取るのが癖になっ
ている様に思います。(日清戦争の前にも同じ様に傲慢に振舞った
事があります。)
また、中国人は、自国に対する外国の態度に対しては敏感ですが、
自国の無作法に対しては、鈍感です。今回の天皇陛下への会見申し
入れの遅延についてもそうですが、上記の記事の到着が速すぎた件
についても、別に天皇への訪問でなくとも、訪問者としての礼に適
(かな)ったものとはとても言えないのは誰にでもわかる事です。
さらに習近平の背が高いのが理由かも知れませんが、現存する世界
で、ただ一人の皇帝陛下に対する礼を彼は知らない様です。握手す
る際に、小腰をかがめる位の礼式は弁えるべきですが、中華共産帝
国の皇太子殿下は、そういう常識すら知らなかったものと思われます。
逆に、オバマ大統領は、天皇に対して、へり下り過ぎとも言える様
な深いお辞儀をしていますが、世界最高の権力者である米国大統領
から、ここまでの礼をして貰えれば天皇・皇后両陛下を初め、殆ど
の日本国民は、悪い感情を抱く筈もありません。
鳩山首相を初めとする民主党は、日米中で正三角形の外交関係を築
くのを目標と考えているようですが、日本にとってナチュラル・ア
ライ(自然な同盟者)が、どの国であるか、上記の写真を一目見るだ
けで小学生でもわかる様に思います。
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