2009年12月15日火曜日

党利党略による天皇の政治利用を懸念する

天皇陛下ご訪韓に賛意 懸念される政治利用

韓国訪問中の民主党の小沢一郎幹事長(67)は12日午後、ソウル市内のホ
テルで記者団に対し、天皇陛下の韓国ご訪問について「韓国の皆さんが受け入
れ、歓迎してくださるなら結構なことだ」と語った。韓国の李明博(イ・ミョ
ンバク)大統領(67)は1910(明治43)年の日本の韓国併合から100
年となる来年中のご訪韓を希望しており、“謝罪”を目的とした「天皇の政治
利用」が懸念される。

■陛下の謝罪を期待

李大統領は9月、共同通信との会見で「どのような姿勢で訪問するかというこ
とも非常に重要だ」と述べ、陛下の謝罪を期待した。84(昭和59)年に全
斗煥(チョン・ドファン)大統領が来日した際、昭和天皇が「今世紀の一時期
において、両国の間に不幸な過去が存したことは誠に遺憾」と述べられている
が、さらに踏み込んだ表現を求めている可能性もある。

韓国メディアには、来年にご訪韓が実現した場合、「過去をどう謝罪させるか」
と関心を示す報道も見られる。

ご訪韓について日本政府はこれまで、歴史問題に政治利用されることへの懸念
などから断ってきた経緯がある。宮内庁の羽毛田信吾長官は9月24日の記者
会見で「一般論として、両陛下の外国ご訪問は国際間の懸案事項や政治的課題
を解決するためではない」と述べ、慎重な見解を示した。

天皇陛下の外国ご訪問をめぐっては1992(平成4)年、「天皇の政治利用
だ」とする保守派の反対論の中で政府が中国ご訪問を決めたが、韓国併合100
年のご訪韓にも強い反対が予想される。

天皇の政治利用をめぐっては、政府がルールを曲げて天皇陛下と中国の習近平
国家副主席とのご会見を決めたことが明らかになったばかりだ。

■「政府の姿勢示す」

小沢氏は12日、ソウル市内の国民大学で講演し、日本の朝鮮統治について
「現代史の中で不幸な時代があった。日本国、日本国民として謝罪しなければ
ならない歴史的事実だ」と謝罪。

また、永住外国人に地方参政権(選挙権)を付与する法案について「日本政府
の姿勢を示す意味でも、政府提案として出すべきだ。鳩山由紀夫首相も同じよ
うに考えていると思う。来年の通常国会でそれが現実になるのではないか」と
述べ、来年1月召集の通常国会に政府が法案を提出し、成立させる見通しを表
明し。「日韓に存在するいくつかの問題を解決しなければならない。日本が積
極的に解決策を提示しなければならない立場にある」と語った。

小沢氏はこの日夕から、韓国大統領府で李大統領との非公式な夕食会に臨んだ。
ご訪韓や参政権問題について意見交換したとみられる。韓国大統領府によると、
来年を「友好の100年の出発点」として交流を推進することで一致したという。


(産経新聞 2009/12/13)


これこそ党利党略そのものと言った感のある問題です。小沢氏は、
天皇陛下の訪韓に積極的な姿勢を見せていますが、一体何の為に、
来年、天皇陛下が訪韓しなければならないのでしょうか。民主党は
長期永住者の地方参政権を容認していますが、それと連動した動き
としか見えないのです。つまり、民主党の弱みである市町村議会で
の勢力を拡大する為に、外国人の地方参政権を容認した上で、その
多くを占める、韓国・朝鮮人の支持を繋ぎとめようとする動きに他
ならないように思うのです。

そもそも日韓併合百年の機に天皇陛下が訪問すれば、それは、まさ
に謝罪の旅にならざるをえなくなります。日本国民としては、一方
的な謝罪を前提とした「友好の100年の出発点」は、とても受け
入れる事はできません。韓国との友好の100年の出発点を考える
のであれば、日韓基本条約成立を起点と考えるべきです。韓国はこ
の条約が成立するまでは、竹島侵略や李承晩ラインでの日本漁船漁
民の拿捕、殺傷を繰り返しており、反日国家以外の何者でもありま
せんでした。

これまでも、日本は、韓国に対し、これが最後と言いながら謝罪の
言葉をエスカレートさせてきました。金大中来日時の天皇の謝罪の
言葉が、非常に重いものであり、それと同じ謝罪を求めた江沢民の
期待に答えなかった事が、訪日を失敗に導き、結果として、中国内
での反日教育に油を注ぐ結果になった事を考えても、一方的な謝罪
のエスカレートは、決して外交的にも好ましいものではないのです。

更に、日本に謝罪を求める国が、そうしない国より多くを得られる
なら、謝罪を求める国は、それを止める事はありえない事になり、
逆に、これまで、日本に謝罪を求めない国も、謝罪を求める誘引に
なってしまいます。つまり、ここで、謝罪をエスカレートさせる事
は、明確に国益に反すると言わざるをえないのです。

それに加え、日本国民の感情を無視した小沢氏の政治的ゴリ押しも
いつもの事ながら問題です。小沢氏は、過去にも、この手のゴリ押
しを政治手法としてきましたが、結果的には、「国民福祉税」構想
にしても、湾岸戦争へのATM外交にしても、政策として成功とはと
ても言えなかったと思われます。その点でも、将来に禍根を残し、
天皇陛下の政治利用を容認する訳にはいかないのです。


環球閑話日々の徒然まとめサイト
http://space.geocities.jp/ash1saki/





0 件のコメント: