2009年11月9日月曜日

Last oil supply flotilla sailed to Indian ocean. 最後のインド洋給油艦隊を見送ったのが、防衛政務官とは...

※写真は、産経新聞サイトから転載

インド洋給油 海自補給艦と護衛艦が出港、最後の派遣に?

新テロ対策特別措置法に基づくインド洋での補給支援活動のため、海上自衛隊
の補給艦「ましゅう」(乗員約150人)と護衛艦「いかづち」(乗員約190
人)が9日午前、それぞれ海自舞鶴基地(京都府舞鶴市)と横須賀基地(神奈
川県横須賀市)を出港した。来年1月で期限切れとなる同法について政府は「
単純延長しない」としており、最後の派遣となる可能性が高い。

出港前、ましゅう艦長の品川隆1等海佐は「最後までしっかりと任務を遂行し
たい」とあいさつ。いかづちの出港前には楠田大蔵防衛政務官が乗員約190
人に「補給支援活動は国際社会の中でも高く評価されている。わが国の代表と
してしっかりと活躍することを期待します」と訓示。乗員の家族らに見送られ、
ゆっくりと岸壁を離れた。

両艦は7月下旬に派遣された補給艦「おうみ」、護衛艦「すずなみ」と現地で
交代し、多国籍艦船への給油にあたる。

(毎日新聞 2009/11/09)


やはりと言えば、やはりと思わせる扱いです。最後の補給支援艦隊
の出航を見送ったのは、防衛政務官でしかないというのは足掛け8
年に及ぶ自衛隊の地道な活動に対する酷い評価を反映したものとし
か言い様がありません。それにしても政治家の命令により、大変な
苦労を重ねた自衛隊員に対する労に報いる言葉が最高司令官から与
えられてしかるべしであったと思うのです。

民主党政権は元々、海上自衛隊のテロ対策補給支援活動を評価して
いません。その理由は「自衛隊の活動」であるからと言う反軍思想
に基づくものですが、実際には、自衛隊は政治の道具に過ぎません。
戦後の自衛隊はシビリアン・コントロールの名の下に下される理不
尽そのものな扱いに良く耐える組織になっていますが、余程、民主
党は、正しく命令を出す自信がないのか、給油活動と言う米国のテ
ロ対策支援としては最もコストパフォーマンスの高い活動を放棄し
ようとしています。

その代わりに、自らの手を汚さないと悪名の高い小切手外交と、民
間人(?)による警察官訓練ですが、今やアフガニスタンから、各国
は支援活動を行っている民間人を避難させている最中ですから、タ
イミングが悪い事、この上ないとしか言えません。

小泉自民党政権は、それまでの日本の政治の殻を破って、郵政民営
化や、テロ対策支援活動への自衛隊の積極活用で、米国の同盟国と
しての日本の国際的地位の向上につくしたと思うのですが、今、民
主党政権がやろうとしているのは、日本郵政への官僚天下りもそう
ですが、失敗確実な小泉以前の自民党政治への回帰としか見えませ
ん。それに加え、放漫財政と、日米同盟軽視ですから、これで日本
がよくなれば奇跡の様なものでしょう。

有権者の皆さん、あなた方はいつまで民主党のアナクロニズムを後
押しし続けるのですか?


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