※CGは、Boeingのサイトから転載
米政府がインド政府への哨戒機売却を許可 米国の対印兵器取引で過去最大規模
ロイター通信によると、米政府は16日までに、ボーイング社製P8I哨戒機
8機のインド政府への売却を認可する方針を固め、米議会に通告した。メンテ
ナンスなども含めた取引総額は約21億ドル(約2000億円)に上り、米国
からインドへの兵器輸出としては過去最大規模になるという。
国務省が議会に通告した内容によると、2013年にも1号機が配備され、
2015年までに8機全部がインド側に届く。P8Iは民生用のボーイング
737を改造し、長距離用途に適しているとされる。インド海軍は同機の初の
海外ユーザーとなる見通しだ。(共同)
(産経新聞 2009/3/17)
開発が難航しているP-8ですが、初めての海外売却が決定しました。
米国海軍への配備も行われていない最新の機体であるにも係わらず、
議会が輸出承認を行ったのは、インド洋のシーレーンを管制するイ
ンドとの関係を強化しようとする米国の政策が、オバマ政権になっ
ても変化していない事を示しています。
今回、売却されるのは、P-8Iとなっており、米海軍向けのP-8Aとは
型式番号が変更になっていますので、インド向けに搭載機器のスペ
ックダウンが入っている可能性があります。プロジェクト総額は21
億ドルですが、この内、6.4億ドルは、保守、サポート費用ですか
ら、機体価格は8機で14億ドル。一機当たり200億円にも達してお
らず、100億円を超えていたP-3Cと比べても意外に安いとも思われ
ます。
ちなみに、やや小型の機体ですが、日本で開発中のP-1は一機120億
円程度になりそうと言われています。
少し、心配なのは、米海軍向けのP-8Aの開発が難航している事です。
こういう契約を結ぶ位ですから、ボーイングは、2013年1号機、
2015年に残り7機というスケジュールに自信があるのでしょうが、
元々、インドに売り込んでいた時と比べ、P-8Aの開発遅延がますま
す酷くなっていますから、日本向けの空中給油機KC-767やボーイン
グ787と同じ様な、引渡し遅延が懸念される処です。
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