2010年9月28日火曜日

抗議やり過ぎ ここまでする奴を護りたいとは誰も思わない

※ビーチ清掃で市民からの抗議に反応せず作業するアンドリア・スラウ艦長
23日午前8時半ごろ、宮古島市平良のパイナガマビーチ

抗議に反応なく 米兵、浜清掃や観月会 平良港寄港

21日から宮古島市の平良港に寄港している米海軍佐世保基地所属の掃海艦デ
ィフェンダー(1312トン、乗組員80人)は、23日も引き続き同港第1
埠頭(ふとう)に接岸している。アンドリア・スラウ艦長ら乗組員は、市民団
体の抗議の中、午前8時すぎから同市平良のパイナガマビーチを清掃。夜には
同市上野の航空自衛隊宮古島分屯基地で開催された観月会に出席した。掃海艦
は24日正午ごろ出港予定。

ビーチ清掃時には反対派住民らが「NO BASE」などと書かれたプラカー
ドを手に抗議。乗組員らは市民に目を合わさず、反応はなかった。スラウ艦長
は「言論の自由があり、皆さんはそれを行使している」と話した。

航空自衛隊宮古島分屯基地の観月会にはスラウ艦長、レイモンド・グリーン在
沖米総領事らが参加。地元住民や自衛官らと酒を酌み交わした。
「下地島空港の軍事利用に反対する宮古郡民の会」など複数の市民団体は23
日、宮古島市の繁華街で買い物客らに抗議集会への参加を呼び掛けるチラシを
配り、平良港第1埠頭ゲート前で抗議集会を開いた。24日の出港時も抗議行
動をする。寄港を伝える新聞を見て初めて集会に参加した古謝幸宏さん(16)
=宮古高1年=は「軍艦を生で見ると怖い。宮古に米軍が来たら、事件・事故
が起こると思う。来ないでほしい」と話した。

(琉球新報 2010/09/24)


尖閣諸島事件で決議=日本の領土「疑問の余地なし」-沖縄県議会

沖縄県議会は28日、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を「領海侵犯」として中
国政府に抗議し、再発防止などを求める決議を可決する。決議は「尖閣諸島が
わが国固有の領土で沖縄県の行政区域であることは疑問の余地がない」として
いる。

県議会はまた、中国漁船の船長が処分保留のまま釈放されたことを受け日本政
府に抗議する決議も可決する。決議は、尖閣諸島が日本の領土であることを国
外に示すよう政府に求めている。

(時事通信 2010/09/28)


KYと言えば、ここまでKYである事もないでしょう。
9月23日は民主党政権が、中国に対して屈服する前で、中国から
の圧力が高まっていた時です。日本は単独で核保有国である中国に
対抗する事ができません。その意味で、同盟国である米国のバック
アップが真に必要なタイミングでした。尖閣列島に近い宮古島に停
泊していた米国の掃海艦は、同盟国を支援する米国の象徴とも成し
得る存在でした。可能であったかどうかは別として、艦の運用に関
してかなりの自由を持つ米艦艇の艦長が日本に対するシンパシーを
感じていれば、海保艦艇と轡を並べて、星条旗を掲げる掃海艦が、
尖閣諸島の水域で、中国船に無言の圧力をかける事も可能であった
かも知れません。残念ですが、その様な事態は発生しませんでした。

たらればの話になりますが、もし、この艦長に対する非礼の極とも
言える行動、ボランティアでビーチ清掃を行う掃海艦のスラウ艦長
の鼻先に、プラカードを突きつけるという無礼を宮古島の官憲が制
止していれば、それが実現していたかも知れなったのかも知れませ
ん。艦長も人間です。無礼を敢えてする活動家とそれに便乗してコ
メントを強要する報道陣に好意が抱ける筈もありません。彼女が沖
縄や日本に好意を持てたかどうかは、誰でも想像できるでしょう。

勿論、抗議活動をする人間には抗議をする自由はあるでしょうが、
他人の善意に対し、それを否定する権利はない筈です。日本国は、
また沖縄県はこういう事をする人間(同盟関係を損なうハラスメン
トを行う人間)を排除する権利も必要がある筈です。こういう事を
させてしまった事を日本は恥じるべきであると思われてなりません。

沖縄県議会は、上記の様な実質的な意味がない愚にもつかない決議
を行うくらいなら、まずはスラウ艦長に対する謝罪決議を可決すべ
きでしょうし、それが尖閣諸島を護る実質的な活動であろうと思わ
れるのです。


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