※写真は、yahooサイト(スポニチアネックス)からの転載
日本、海外W杯で初勝利=堅守で逃げ切る-カメルーンに1-0
サッカーの第19回ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、1次リーグE
組の日本は14日、当地のフリーステート競技場でカメルーンと戦い、1-0
で勝った。日本は海外開催のW杯初勝利。4度目の出場で、1次リーグの初戦
で勝ったのも初めて。1998年フランス大会で指揮を執った岡田武史監督に
とってもW杯初白星となった。
日本は本田圭佑(CSKAモスクワ)を1トップに置く布陣で臨み、前半39
分にMF松井大輔(グルノーブル)のクロスを本田が決めた。追加点はなかっ
たが、堅守で逃げ切った。日本は19日にオランダ、24日にはデンマークと
対戦する。
同じE組のオランダはデンマークを2-0で下して白星スタート。連覇を狙う
F組のイタリアはパラグアイと1-1で引き分けた。
(時事通信 2010/06/15)
カメルーン戦勝利おめでとうございます。既にどのマスコミでも取
り上げられていますが、今回の勝利で、日本は、ワールドカップへ
参加して以来始めて、外国での大会で、勝利を得る事が出来ました。
これで日本も本当の一人前、本当にそう信じたい処です。
思えば、この数ヶ月の日本代表チームの戦績はとても、希望の持て
る状態ではありませんでした。前回ドイツ大会での惨敗の後、日本
代表チームの建て直しを任されたオシム監督は病に倒れ、その後を
継いだ岡田監督については、アジア地区予選は勝ち抜けたものの、
とても、世界水準の代表チームの監督とは言えず、最早、交代のタ
イミングを逸したので、敗戦処理をやらせるとまでマスコミに書か
れる程の酷評ぶりでした。
それが蓋を開けると、緒戦で、日本にアウェーでの初勝利を呼び込
んだのですから、驚いてしまいます。
思えば、Jリーグの発足以来、今回程、国民から期待されなかった
代表チームもありませんでした。そして、それが逆に危機バネとな
り、代表チームを結束させ、試合でも日本が少ないチャンスを生か
し、鉄壁の守りでカメルーン攻撃を凌ぎ切る事に繋がったと紙面を
埋めるスポーツマスコミやサッカー評論家も多いと思います。
私もそういう評価を、素直に信じたいと思います。でも、試合の内
容から見ると余りにも日本がラッキーであるとしか言い様がないの
も事実です。
直前のFIFAランキングで、カメルーンは、19位、日本は45位でした。
試合でのボール支配率は日本が44%に対し、カメルーンは56%でした。
これは、日本が前半で得た得点を守る為に後半は守備に徹したから
と言えなくもありません。同じくシュートの数は、日本が5本に対
し、カメルーンは11本と二倍以上でした。そして、コーナーキック
は日本が0に対して、カメルーンは3回でした。カメルーンは攻撃
面で日本を圧倒し、再三セットプレーのチャンスを得たにも関わら
ず得点できなかったのが見て取れます。
何故でしょうか。それは波状攻撃をかけている最中にファウルを取
られ攻撃が細切れになったからです。それは審判が相手側のファイ
ルをとった数である直接フリーキックの数をみれば判ります。日本
が29本を得たのに対し、カメルーンは20本を得たに過ぎません。
カメルーンは日本に比べ5割増しのファウルを取られた事になりま
す。しかし、試合を見た印象では、カメルーンの選手が日本選手に
比べ、格別にラフプレーをしていたという印象はありません。解説
者が、日本選手は上手く審判にアピールしていたとすら言っていた
程です。
では、何故、審判は、日本に有利な笛を吹いたのでしょうか?日本
のサッカー協会が審判を買収する事はありません。それ程、勝利に
対する執着があれば、ワールドカップ前にここまで盛り下がる事は
なかったに違いありません。私は、日本に有利な笛があったのであ
れば、その指示は、FIFAから出ていると思います。
FIFAは、元々、世界的なプロサッカー普及の為の組織であり、公明
正大な正義の組織であるとは考えられません。その活動原理は、商
業主義そのものです。FIFAにとって、今や、急拡大しているアジア
マーケットを如何に活性化させるかは、彼らの世界的なビジネス拡
大にも大きな影響を与えます。今回のワールドカップで一言でアジ
アの躍進と表現されていますが、韓国-ギリシア戦でも、事前の予
想を覆して、ランキング47位の韓国が、ランキング15位のギリシア
や破っています。それはランキング45位が、ランキング19位を破っ
た日本-カメルーン戦と好一対であると言えます。
ちなみに、アジアの躍進の結果破れた、ギリシアとカメルーンはFIFA
にとって日本や韓国程重要な市場ではないのは誰しも認める処でし
ょう。なお、北朝鮮は、トリックスターであって、勝った処でFIFA
のマーケット拡大には役立つ事はありません。ですから、実力通り
の勝敗がつく事になります。
その一方で、アジアの躍進がこれから、どこまで続くかには、疑問
が残ります。あまりに安易に決勝リーグへ進ませる事は、次回のワ
ールドカップでより以上の成績を残す期待が失望に終われば市場の
継続的な拡大には逆効果になります。
サッカー市場を持続的に成長させたければ、ワールドカップ毎に戦
績が少しづつ上がっていく事が望ましいと言えます。特に、日本に
関して言えば、今回のアウェーでの初勝利で、ここ数年落ち込んで
いた日本市場でのサッカーの活性化には、十分な効果が期待できま
す。そう考えると、以降の試合では、日本に有利な笛は必要がない
という事になります。将に実力通りの容赦のない試合結果が出てく
る筈です。実際、実力から言えばドイツ対オーストラリアの4対0
のスコアが、オランダ対日本の成績であっても全くおかしくありま
せん。今回のワールドカップへの日本代表チームの本当の挑戦は、
これから始まると言った方が良い様に思えるのです。
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