自民党の加藤紘一元幹事長は21日、衆議院解散の本会議後、国会内で記者団
に「両院議員懇談会後の麻生太郎首相の演説はよかった。今回は自民党にとっ
て最後の解散となる気がするが、党は一つにまとまると思う」と述べた。
(産経新聞 2009/7/21)
細川内閣や村山内閣が失政の割には支持率が高かった事から類推す
れば、今回の衆議院選挙後にできるであろう民主党内閣は、マスコ
ミの強い後押しもあり、高い支持率が、その終わりまで継続するで
あろう事は容易に想像がつきます。ここ一週間ほどで、インド洋に
派遣している自衛隊の撤収は当分しない、永住外国人への地方参政
権はマニフェストに含めない等々。民主党の意見は、政権獲得時の
不安材料を取り除くかの様にブレにブレていますが、そんな事を気
にするマスコミは無い様です。
自民党は、衆議院で300議席を保有していても、参議院で少数与党
であった為に、不安定な政権運営を余儀なくされました。その教訓
を考えれば、自民党は、今回の衆議院選挙で敗北したとしても、次
回の参議院選挙では絶対に勝たねばなりません。逆に、民主党にと
っては、今回、安定多数をとれば、次回の2010年の参議院選挙まで
の一年間、自由に政権運営を行う事が可能と言えます。
村山内閣は、自社さ三党連立政権でしたので、大した事はできませ
んでしたが、内閣総理大臣として従軍慰安婦への謝罪談話を出す等、
日本の将来を拘束するダメージを与えています。それに対し、今回、
民主党は、単独政権が可能な得票を得ると予想されており、政権運
営でより自由に法案を成立させる事ができます。
今まで、法律や政策の継続性は、官僚が担って来た訳ですが、サヨ
クリベラリズムを思想的なバックグラウンドとして持つ民主党によ
って、全く異質な法案が成立する可能性があります。
次の自民党内閣になれば再修正すれば良いとの意見もあるでしょう
が、例えば、高速道路の無料化を行った場合、料金所の設備や料金
所の従業員は放棄または解雇される為、再度の有料化しても直ぐに
元に戻せる訳ではなく、また、非常にコストがかかる事になります。
同様に、第二次大戦時の個人賠償、人権擁護法、外国人への根拠の
ない権利付与、領土問題、国家主権の移譲等々、一度成立させると
元に戻すのが極めて難しい案件も多いのです。その意味で、次回参
議院選挙までの一年間、できる限り成立する法案の数を少なくする
様に活動する事が、自民党にとっては必須の行動という事になるか
もしれません。
私は、今の民主党が、まともな政治を行えるとは思えません。小沢
氏、鳩山氏、菅氏も全く信頼する事ができません。
それでも、民主党が選挙に勝てば、それが国民の意思という事にな
ります。
民主党が政権を取っている間、苦渋を噛み締めながら、自民党の政
権復活を信じ、市井の保守論者として民主党を批判し続けようと考
えています。
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