2009年7月7日火曜日

本格化する日本のソマリア沖海賊対策

※写真は、ソマリア沖でピースボートを護衛する護衛艦DD106「さみだれ」
「大石英司の代替空港」から転載

海賊対策、海自第2次部隊の2護衛艦が出港

アフリカ・ソマリア沖の海賊対策で、新たに成立した「海賊対処法」に基づい
て活動する海上自衛隊の第2次部隊が6日午後、横須賀と舞鶴の各基地を出港
した。
横須賀基地の「はるさめ」、舞鶴基地の「あまぎり」の護衛艦2隻で、隊員は
計約420人。同法が施行される今月24日頃に現場海域に到着し、第1次部
隊と交代する。
海賊対処法では、警護対象が日本関係船だけだったのが外国船にも拡大され、
海賊船を制止するための船体に向けた銃撃が可能になった。
警護対象の拡大で、近くを航行する商船からの救援要請に対処するケースが増
えるとみられる。

両艦を指揮する在原政夫1等海佐(48)は横須賀基地で記者会見し、「武器
使用の前に海賊の接近を避けられればそれに越したことはない。武器使用基準
を適切に実施したい」と語った。

同基地では6日、浜田防衛相が出港行事で、「任務は大変厳しいが、国の代表
として頑張ってもらいたい」と訓示した。乗員の夫を見送りに来た主婦(30)
は「海賊が増えているようなので心配」と不安そうに話した。

(読売新聞 2009/7/6)


いつもお邪魔している大石英司先生のブログに面白い写真が掲載さ
れていましたので、転載させて頂きます。
http://eiji.txt-nifty.com/diary/2009/07/post-b71d.html

ピースボートの船であっても、依頼があれば護衛するのが、自衛隊
の使命ではあるとは思いますが、日頃、目の仇にしていた自衛隊に
護衛させ、その上で、感謝のコメントすら発表しなかったピースボ
ートのあり方は、正にサヨクの本質を表したものとしか言い様があ
りません。流石に刑事罰をうけた後ものうのうと議員をやっている
辻元清美が実質オーナーをしているだけの事はあると思います。
厚顔無恥とはこの事と思われてなりません。

なお、この件については、以下に関連のエントリーがありますので
参照して下さい。
「ピースボートも本音は怖かったソマリア海賊」
http://ysaki777.iza.ne.jp/blog/entry/1036135/

さて、マスコミ的には小さな扱いでしかなかったのですが、昨日、
ソマリア海賊対策第2次部隊がソマリアに向け日本を後にしました。
第一次部隊が、自衛隊法に基づく海上警備であった事から、日本関
係船舶の護衛しかできませんでしたが、今回の部隊は、先月24日
に成立した「海賊対処法」に基づき、他国船舶の護衛が漸く可能と
なりました。第一次部隊も、実際には、大音量を発する装置を使用
して海賊を追い払うなど、外国船籍の商船の保護を行ってきました
が、根拠法がなく、実態を明らかにすれば、馬鹿な野党が騒ぎ出し
て、殊更にそれを政局のネタにしようとしていましたので、自衛隊
は、誠に静かにソマリア沖での護衛の任を果たしてきたと言えます。

それに対し、第二次部隊は大手を振って、多国籍部隊の一員として
国際海上交通の安全に寄与できる様になった訳で、誠に慶賀に耐え
ません。ソマリアの現状は、当初、サヨクが主張していた様な、無
政府状態に窮乏化したソマリア漁民の最後のあがきなどではなく、
国際マフィアの資金獲得手段という性格がますます明らかになって
きています。その点でも、自衛隊のソマリアでの空海両面の活動に
期待したいと思います。


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